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 「NARUTO」の感想をブログの主題としています。今年の7月31日で、ブログ開設から2年となります。訪問して下さる皆様との距離を少しでも縮めることができるように頑張る所存です。

不穏な火影

 ピキィ・・・(仲間を売れないという返答にカルイの右眼が鋭く反応する)
 ふざけんじゃねーぞ!てめェーここへきて、今さら何言ってやがる!!
 グッ(うずまきの喉元を、さらに力を入れて左腕で壁に押し込むカルイ)
 やはり彼女の利き腕は左のようだ。

 苦しそうに目を閉じるうずまきの脳裏にサスケを奪還すべく五忍と一匹の鉄壁のフォーメーション(とは言っても単に一列なのだが)を組んだ折の小隊長奈良の言葉が浮かんでくる。

 (サスケは同じ木ノ葉隠れの忍だ、仲間だ!だから命懸けで助ける、それが木ノ葉流だ。
 ナルト・・・私の・・・一生のお願い・・・
 サスケくんを・・・サスケくんを連れ戻して・・・)
 
 ・・・・・・・・・
 どうなんだ!?何とか言え!
 さらに迫るカルイ。
 (忍とは、その憎しみとの戦いなんだ。どの忍も、その憎しみと戦っている)
 カルイの追及の中、波風の言葉が浮かび、弥彦ペインの言葉が続く。
 (だが復讐を正義というならば、その正義はさらなる復讐を生み、復讐の連鎖が始まる)
 ・・・・・・(左眼を半開きにしてカルイを見るうずまき)
 わがままなのは分かってる・・・
 けどサスケは売れねェ。
 きさま・・・!
 お前らの復讐したいって気持ちは分かるってばよ!けど憎しみにまかせてサスケ殺しまったら、今度はオレの仲間が黙ってねーかも知れねェ!
 やったらやり返す!
 その繰り返しが始まっちまう!
 守りてーはずの仲間が、お互いにどんどん殺し合っちまう!
 (アメを頬張りながら、うずまきの話をじっと聞き入るオモイ)
 最初に手を出したのは、てめーらのサスケだ!!
 そんなもん知るか!!
 サスケはぶっ殺す!!

 なら・・・オレらの憎しみは、どこに持っていきゃあいい?
 どう責任とってくれんだ!?
 黙ってやり取りを見ていたオモイが会話に割って入る。
 ・・・・・・・(力なく半眼を下げるうずまき)
 ・・・・・・・気の済むまで、オレをぶん殴ってくれ。オレにはそれぐらいしか・・・
 ドカ(カルイの憤りが乗り移った強烈な右フックが、うずまきの左頬に叩き込まれる)
 ガガガ(後頭部を壁にこすりながら右へ飛ばされるうずまき)
 ぐあ!
 ズザッ(倒れるうずまき)
 オモイは手を出さず、じっと見ている。
 都合のいい事言ってんじゃねェ!!
 そんなんでウチらの気が済むかどうかだったら試してやるよォ!コラァ!!
 ガバッ(うずまきの上に馬乗りになり、右拳を顔面に容赦なく叩き込むカルイ)
 ゴツ
 う゛っ!(血を吐くうずまき)
 バキ バキ
 その様子をダンゾウの言いつけを守り気取られない距離にある木陰から観察するサイ。
 ・・・・・・・

 火影の仮設テント内では、不穏な会話が行われていた。

 アンコは手練(てだれ)のダジム・テラに尾行させております。
 ・・・この際、アンコを始末しては?
 今は大切な時期・・・
 ・・・ヘタをして状況を悪くする可能性は避けたい。
 人員をもっと増やせ。アンコより先にカブトを拘束するのだ。
 狐のお面を被った白頭巾姿の三人の暗部にソファーに座った状態のまま指示を出す火影。火影もすでに里長としての装束をまとっている。
 (あやつ・・・ワシと大蛇丸の関係を知っているやもしれん)
 カブトは大蛇丸の人体実験のデータを持っている・・・それを必ず手に入れるのだ。
 ワシの右目・右腕の為に役立つはずだからな。
 カチャ(ソファー深くにもたれ胸元を広げる火影から何やら人間カラクリのような機械的で不気味な音がするのだが・・・)

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誰よりも自由に

 何と、そういう経歴が・・・(ジンベエ)
 なのにあの弱さか・・・
  ・・・・・・・・・(クロコダイル)
 なのに何故そんなに卑怯なのカネ・・・!!
 どんな船にも汚点はあるものねェ!!(イワンコフ)
 −−そうか、そういや副船長のおっさんもそう言ってたな。
 副船長・・・!?
 レイリーって名前のおっさん知ってるだろ。
 なぬーっ!!?てめェ!!レイリーさんに会ったのか!?元気にしてたか!?
 ・・・懐かしいぜェ〜〜〜〜!!副船長!!一体どこで・・・
 冥王レイリーの名が出たァ〜〜〜!!
 すげェ会話だ!!!
 キャプテン・バギー!!やっぱアンタ恐るべき人物だったんだな!!!
 いやいやちょっと待て!!そりゃまァ事実だが、あんなデケェ名前乗っけられると今後のおれの海賊人生ーー
 すげェぜ、あの伝説の海賊団の一員だなんて!!!
 バギー、バギー。
 正確には見習いだしよ・・・!!
 バカ野郎共め!!声援をやめろ!!
 この件でもて囃されてもおれは・・・

 まんざらでもねェけど!!!
 (そうか待てよ、確かにこりゃあ海軍の買い被りすぎとしても、い〜〜〜〜い勘違いだ・・・そうさ何一つウソじゃねェ。間違いなくおれの株が上がってやがる・・・!!!こ・・・この勢いでおめェ。なんかの間違いでおめェ・・・!!おれが白ひげの首なんか取っちまった日にゃおめェ・・・おれァ・・・たちまち)
 四皇!!?
 (いやさ、勢い余って・・・)
 海賊王!!?
 (そうさコイツら下手すりゃおれより懸賞金の高ェ奴らばかり・・・!!うまく利用すりゃやれる!!!)
 キャプテン・バギー!!おれァあんたに付いていくからよ!!
 指示をくれ!!海軍本部へ行こうって奴らからこの艦を奪おう!!!
 そして自由の身になるんだ!!
 さァ麦わらァ、この艦を明け渡してもらおう!!
 せっかく脱獄して海軍本部へなんて行かれてたまるか!!!
 こっちにゃ、キャプテン・バギーがいるんだぜ!!
 頼むぜキャプテン・バギー!!
 困ったのう(ジンベエ)
 殺せばいいんだ全員(クロコダイル)
 バギー!!(鳴り止まぬバギーコールに段々図に乗り始めるバギー)
 (そうさおれなら・・・やれそうな気がしてきた!!!)
 静まれいハデバカ野郎共ォ!!!
 ピタッ(バギーの一喝で静まる囚人達)
 まったくとんだ酔狂メンだお前ら。
 この艦はもう止まらねェんだ!!戦争のど真ん中へ向かってる!!
 乗りかかった艦ってこともあらァな。
 ハラァ〜くくって、よく考えろ・・・手を伸ばせば届く距離に世界の頂点が首を磨いて現れる。
 ・・・・・・もう生涯、こんなチャンスはねェだろうな。
 男なら・・・!!おれと一緒に夢を見ねェか・・・!?
 おれは今日・・・白ひげの首を・・・即ち世界を取る!!!!(勘違いであってもいいぞバギー、その意気だ)
 うおお・・・キャプテン・バギー!!
 おれ達・・・地獄の闇に打ちのめされて・・・いつの間にか大切なモン失っちまってたみてェだよ!!!
 あの頃持ってた夢という心の宝石をよォ!!!
 あれァついていくぜアンタに!!
 平穏な暮らしなんかいらねェ!!
 そうとも!!!いくぞ野郎共ォ!!!
 いざ海軍本部へ〜〜〜!!!!
 ウオオオオオオオ!!!(思わぬ方向で一致団結する囚人達)

 なんだかまとまったぞ(ルフィ)
 こういう才能はあるようじゃのう(ジンベエ)
 キャプテン・バギー!!アンタが世界のリーダーだ!!
 どこまでもついてくぜ!!
 ぎゃはははは!!そうしろ!!

 海軍本部 正午

 処刑三時間前です。罪人を処刑台へ送ります!!
 ・・・・・・・・・
 階段を上れ・・・・・・!!
 カツン カツン
 長い階段を上り始めるエースの脳裏に弟に語った幼き日の会話が甦る。
 (いいかルフィ、おれ達は絶対にくいのないように生きるんだ!!!)
 (うん!!)
 カツン カツン
 止まれ、門を開けるぞ。
 ガチャ ガコ ギギ 
 ギィ〜〜〜〜
 (いつか必ず海へ出て!!思いのままに生きよう!!)
 誰よりも自由に!!!

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気合の雷影

 無数の雲が流れる雷の国。尖った山と山の間に居を構える雷影の執務室。
 額に入れられた「筋」という色紙の文字は、雷影が揮毫したものであろう。文字から短気な性格を読み取ることはできない。単なる筋肉バカではないという証明でもあるようだ。
 サムイ小隊からの連絡はまだか?
 雷影が、褐色の女性秘書に問う。
 はい。ですがもう少しで何かしらの連絡は、あると思います。それに雷影様が会談に行かれるルートは、前もってサムイに知らせてあります。どちらにしろ途中で接触、ないしは連絡鳥が来るでしょう。
 よし ならいい!ワシも出発する!
 行くぞ!!シー!ダルイ!!
 ポケットに手を突っ込み、だるそうに雷影の左後ろで立っているのがダルイで、右後ろに控えるユギトによく似た逆三角形の面長忍者がシーのようだ。
 色白の華奢な男を思わせるのだが、シーという表現からすると、くノ一である可能性が高そうだ。
 一方雷影と同じく褐色のダルイは、やる気をすっかりなくした色グロのカンクロウといった感じだ。
 雷影は、左拳を床につけ、気合十分といった様子で腰を下している。さながら試合開始前のアメフトの選手といった様相だ。
 ハッ
 オ〜〜〜〜〜〜ッス!
 雷影の号令に両目を閉じ、返事をする二人。性格がよく表れているがダルイは眠っているかのようにだるそうだ。
 ついて来い!!!
 ガシャン(言うより先に窓を突き破り、出発する雷影)
 ハァ〜〜〜また・・・!
 女性秘書の嘆きから推察するに、雷影の猪突猛進は毎度のことのようだ。
 いくぞダルイ。
 スッ(シーに続いていたダルイが急に方向転換する)
 (うわっと)ダルイがキモイのか、のけぞるシー。
 イヤ・・・オレは普通にトビラから降りるわ・・・追いつくから先行っといて・・・
 だるそうな表情で左手を首筋に当てるダルイ。

 一方木ノ葉では、サムイ小隊の血気盛んな二人が、住宅とは思えない小屋の裏手に連れ込み、うずまきから情報を聞き出そうとしていた。
 この辺りでいいだろう。
 さて・・・さっそくサスケの事について聞く・・・
 ダン(うずまきの喉元に左腕を押し付けながら壁に叩き付けるカルイ)
 ・・・・・・・・・(沈黙するうずまきは視線を落としてサスケを想起する)
 知っている事を話せ、奴の事は全てだ。(問いただすカルイ)
 カルイから少し離れた右後方にいるオモイもじっとうずまきを見つめている。
 眼を閉じたうずまきの脳裏に、第七班時代の思い出が浮かぶ。
 どうした早く話せ!
 やっぱり話せねェ・・・
 サスケを売る事はできねェ・・・

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水影登場

 岩隠れと同じく尖がった山々を背に円柱形の建物が多数そびえ建つ霧隠れの里。土の国との違いは、霧が里全体を覆い尽くしているところだ。これも自然の防衛壁の役割を果たしていると言えそうだ。血霧の里と呼ばれる霧隠れの悪しき風習が鬼人、桃地を育てたというが・・・

 では水影様を頼んだよ。水影様に無理をさせるんじゃないよ。
 水影の側近が、護衛に注文を付ける。
 分かってる。
 水と書かれた菅笠を手にした老人は、体がプルプルと震えている。今にも死にそうな死相が見て取れる。土影よりも更に一回り年上の老人の右手には、鶏冠(とさか)のようなものが見える動物の頭が彫られた曲線を帯びた奇妙な杖が握られている。
 その杖をコッ、コッと鳴らしながら老人は、護衛に歩み寄るとプルプルと震える左手で水の菅笠を護衛に手渡す。
 老人の眼は落ち窪み、歯も既に無いようで、口もすぼめられている。さながら、生きたミイラといった様相だ。果たして、この老人は何者か?
 ありがとうございます・・・・・・
 菅笠を受け取る水影の護衛。
 長老様・・・水影の名にかけて立派にお役目果たしてまいります。
 菅笠を受け取ったのは、護衛ではなく、何と水影本人であった。そして老人は里の長老であり、元水影といったところのようだ。
 さて注目の水影とは、どんな人物なのか?これが見て驚くこと確実の、長い髪でさりげなく右眼を隠した若いくノ一であるのだが、頭頂部で束ねられたその長い髪の毛は、後ろへと無造作に垂らされており、水影の背中は勿論足首にまで迫ろうとしている。異様に長い髪の毛だ。
 表情は柔和で美しいくノ一には違いないのだが、彼女は任務として水影を演じているだけなのかも知れない。また彼女ではなく、彼である可能性もありそうだ。
 その怪しげな水影の左前には、これまた怪しい長身の護衛が、左の腰に付けた手裏剣のホルスターに左手を広げて、半身に構えるような格好で不敵な笑みを浮かべている。
 好戦的な笑みが彼の性格を端的に表しており、両耳に起爆札を思わせる短冊状の奇妙な大きな耳飾りを付けているのだが、彼の注目すべき奇怪なところは、右眼がなく、真っ黒な空洞になっていることにある。眼帯らしき太く黒い斜めのラインも見えるのだが、中途半端に線が終わっているところをみると、どうやらそれは眼帯ではないらしい。見た者の反応を楽しんでいる様子すら窺わせる。それが彼の不気味さを一層に増している。
 水影の右横には、これまた打って変わって、覇気のない撫で肩の黒淵メガネの少年が、自然体で立ちすくんでいる。
 彼に身体的な特徴はないのだが、首筋まである長いストライプのシャツの上に装着された黒い胸当ての上に更に額当てを取り付けているところが妙な印象を受ける。背中にあるリュックの中に、同型の刀を二本差しているところを見ると彼も忍刀を受け継ぐ者であるに違いない。それも二本も・・・いや二本で一組と見るべきか。迷彩色のズボンは、両膝までまくり上げられており、これが全身からそこはかとなく漂う、やる気のなさを帳消しにしている。
 木ノ葉丸と同期のうどんを連想してもらえば彼に近いのだが、人は見た目で判断してはいけないという典型が彼であると言って良さそうだ。

 ほふふ・・・(笑う長老)
 プルプル
 忍刀七人衆の一人として、水影様をしっかりとお守りしろ。
 は・・・はい・・・たぶん・・・大丈夫だと・・・思います・・・
 はにかみ答える少年。
 もっと自分に自身を持って。
 アナタは強いのよ。
 少年を勇気づけているのは水影だ。
 だから会談までの護衛にアナタを選んだのですから・・・ね、長十郎。
 幸せのオーラを発散させ、満面の笑みで長十郎に微笑みかける水影。
 あ・・・・・・ハイ・・・頑張れると思います・・・・・・たぶん・・・
 (何て優しい方なんだ)
 照れながらも期待に応えようと右拳を握る長十郎。
 水影は紅を差し、後ろ髪は交互に交差している。
 そこは「ハイ」だけでいい!そんなてきとーな気持ちでどーする!これだから最近の若い奴らは根気が・・・・・・
 ピクッ(長十郎に説教する、青の根気という言葉に反応する水影)
 (婚期が)
 青・・・説教はいいから早く出発しないと会談に遅れる!
 (婚期が遅れる!!?)
 真剣に焦る水影。どうやら彼女にとって大事なことは自身の結婚にあるようだ。
 説教こそ助言だ、我々の時代ではー
 既に見送りに背を向け出発しようとしている水影は、青と呼ばれた護衛の左耳元に近寄ると不気味な一言を告げる。
 (黙れ殺すぞ)
 え・・・・・・(絶句する青)
 では長十郎・青・・・参りましょう。
 再びクルッと向き直り、笑顔で左手に掲げた水影の菅笠を見送りに振る水影。
 (優しい水影様の笑顔をボクが守る!・・・できる事なら)
 両腕を直角にして、握り拳を前に出す長十郎。水影一行は、こんな調子のようだ。

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土影出発

 五影登場・・・!!
 五影会談の地へ続々出発!!

 険しい山々が背後にそびえ立つ岩隠れの里で、土影が二人のお供を連れ、今まさに五影会談へ出発しようとしていた。

 黒ツチ、赤ツチ、頼んだよ!
 土影様ァ、他の里長に一発かましてやれーー!!
 沢山の見送りを背に、土影が腰を上げ、出発するのかと思いきや左手で腰をさすりだす。
 この歳になると会談に行くのも一苦労じゃぜ。腰に爆弾抱えとるワシの気も知らんで、若いモンははしゃぎよる!
 土と書かれた菅笠を頭に被る、ゼツだと思われていた注目の土影の正体は、お茶の水博士を思わせる大きな鼻と白い口・顎ひげ、同じく白くて太い眉が特徴の、ヒルゼン以上の高齢で小柄なおじいちゃんであった。
 里を守る天然の要塞というべき山と同様に土影の表情も険しい。
 土影の背後に動かざる山の如く赤ツチが立っている。チョウジを軽く超える大柄な体格で、でっぷりとしたボディとまん丸笑顔が特徴で、それが赤ツチの人の良さをよく表している。気は優しくて、力持ちといった印象だ。
 ちなみに土影は、赤ツチの下腹部に右手を当て、バランスを取ながら、左手で腰をトントンと叩いている。土影の言う腰に爆弾とは、単に腰痛を意味していると思われるが、岩隠れの天才忍者、デイダラの特異忍術を想起すれば、超大型爆弾を隠し持っている可能性も僅かだが捨て切れない。
 赤ツチの横に大蛇丸のような吊り上がった陰険な眼が特徴の黒ツチが、木製の荷物箱を背負い立っているのだが、これまた土影と同じく、何故か赤ツチの太くて大きな右腕に左手を置いて赤ツチに触れている。単に大きいからというだけではなく、何か意味がありそうだが・・・

 じゃそろそろ引退するかじじい?いつまでも過去の栄光ひきずってんじゃねェ。
 黒ツチが口汚なく土影に引退を促す。彼らの関係が一瞬で分かる描写だ。
 アハハハ、土影様の荷物はワイが持ってやるだに!
 黒ツチの言葉を笑い飛ばし、土影の荷物を持とうとする赤ツチ。ちなみに赤ツチは体に応じた大型の荷物をすでに背負っている。
 触るな!赤ツチ!
 いらぬ世話じゃぜ!!
 一喝する土影。付き合い難そうだ。
 自分の荷を背負い、立ち上がろうとしたその瞬間!
 グキ(決定的に腰を痛め、目と口をこれでもかと大きく開けて、固まってしまう土影)
 ヌオオオオオ!!!腰がァァ!!!
 どうすんだ別の者に行かせんのか?(笑う黒ツチ)
 バ・・・バカ者、このワシを誰だと思ッとる!
 岩隠れの両天秤のオオノキ恐れられた土影じゃぜ。
 ええい!ワシの荷物はワシが持つ!!
 まったく・・・頑固じじいが!
 スッ トン(赤ツチが手を差し出すや、自分の荷物の上に土影の荷物ごと乗っけてしまう)
 ?
 どうぞ、自分の荷物は自分で持つだに。では行くだに。

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