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 「NARUTO」の感想をブログの主題としています。今年の7月31日で、ブログ開設から2年となります。訪問して下さる皆様との距離を少しでも縮めることができるように頑張る所存です。

殺意の白虎

 洋菓子職人である宮崎敏文氏が木原を責任者に選定したのは、単に制服すらまともに着れない礼儀知らずの木原の人間性を知らなかっただけで、女だてらにドイツの中古車を乗り回し、職場へ乗り着けていたことが、寂れた商店街の脇にある小汚い事務所との連絡に都合が良かったに過ぎないのだ。もっとも当人はそれすらできず、事務所へ届けるべき書類が常に置き去りにされていたが・・・
 今夜の経緯からして、木原が正木嬢に詫びる意思など始めからないことは明らかであったが、まさか監禁とは・・・。
 ともかく私は足を早めて銃器室の前へ行ってみた。木原は階段の上から銃器室の窓を見下ろした後、立ち去り見えなくなった。私は木原の不審な行動を怪しみながら、銃器室の戸を開けようとしてみたが微動だにしない。何故木原が銃器室のカギを所持していたのかは知らぬが、声を掛けても中から返事がないので、ともかく階段を上り木原が覗いていた銃器室の窓から中を見たのだが・・・
 この時の驚きは未だに忘れられない。思い返すと未だに冷や汗が出る。木原がレギュラーカスタマーに軽口を叩いたときもそうであったが、今回はその比ではない。身体が石化するのではないかと思ったほどだ。いや、大げさな話ではなく私はその瞬間確かに固まってしまったのだ。メデューサ木原の陰謀を目の当たりにしたのだから無理もない。銃器室には大きな白虎がいて、今にも正木嬢に飛び掛かろうと前傾姿勢で狙っているではないか!メデューサ木原は、銃器室に猛獣が紛れ込んでいるのを知りながら正木嬢を誘い入れ、恐ろしいことに殺害を実行しようとしているのだ。
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